日米医学協力計画

抗酸菌症専門部会 日米合同会議 2024

4月25-26日 琉球大学

「抗酸菌症専門部会 日米合同会議2024」にご参加いただきました皆様へ、

この度はお忙しい中、「日米医学協力計画 抗酸菌症専門部会 日米合同会議2024」へのご参加、誠にありがとうございました。会期中は残念ながら天候に恵まれませんでしたが、会議では有意義な議論が行われたと感じております。

抗酸菌症は依然として人類の健康に脅威を与える深刻な疾患です。今後も我々研究者は一丸となって、抗酸菌症の予防や治療法の開発・改善のためにより一層の探求に向けて努めていかなければなりません。再び皆様と活発な議論を交わせることを心より楽しみにしております。

改めまして、今回は遠路はるばる沖縄までお越しいただき、そして熱心なご議論をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

日米医学協力計画 抗酸菌症専門部会
日米合同会議2024
大会長 梅村 正幸 拝

ご挨拶

謹啓 皆様に於かれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。琉球大学熱帯生物圏研究センターの梅村正幸と申します。抗酸菌症研究の発展に貢献できる機会を与えていただいた皆様方にお礼申し上げます。

この度、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)主催の地球規模保健課題解決推進のための研究事業の一環として、「The U.S.-Japan Cooperative Medical Sciences Program: Mycobacterial Diseases Panel Meeting 2024(日米医学協力計画 抗酸菌症専門部会 日米合同会議 2024)」を令和6年4月25-26日の2日間、琉球大学研究者交流施設・50周年記念館に於いて開催する運びとなりました。

日米医学協力計画は、1965年当時の佐藤栄作総理大臣とリンドン・ジョンソン大統領との会談に基づき、アジア地域に蔓延している疾病に関する研究を日米両国で共有して行うことを目的に発足したプログラムです。現在は10分野の専門部会があり、抗酸菌症専門部会はその一つです。

結核菌などの抗酸菌による感染症は熱帯・亜熱帯地域を中心に蔓延しており、日本国内においても生命に対する脅威であり続けています。この脅威に対し、より有効な予防・診断・治療法を開発することが求められています。しかしながら、抗酸菌を対象とした基礎研究、応用研究、臨床研究を実施している日本国内の研究者及び研究機関は限られています。こうした環境の中で成果を上げていくためには、人的資源を有機的に結び付ける研究者ネットワークを構築し、効率的に研究を推進できる環境を整えること、また、そのネットワークを基盤として、抗酸菌感染症に従事する若手研究者を育成していくことが必須であると考えており、本会はその格好の場と期待されます。

今回は日本の最南端である沖縄で開催致します。開催時期の4月下旬は、沖縄はとても過ごしやすい季節です。此処南国の素晴らしい風土の中で抗酸菌症研究の熱い討論が行われるような会にしたいと思いますので、多くの方々の参加をお待ちしております。

謹白 

「日米医学協力計画抗酸菌症専門部会日米合同会議2024」

大会長:梅村 正幸

琉球大学熱帯生物圏研究センター

感染生物学部門分子感染防御学分野